セルフ透析について

セルフ透析とは
(About Self-care Dialysis)

セルフ透析の特徴

セルフ透析の大きな特徴は透析スケジュールを自己管理することで、十分な透析量の確保が可能になることです。HDP(透析量)の考え方に基づいて、透析回数や時間を従来透析よりも多く確保し、HDPをあげることで、健康な人に近い状態に改善することができ、体調の改善、合併症のリスク軽減につながるなど、もたらされる効果は従来治療に比べて格段に高くなります。

患者さんにとっては数値的な効果もさることながら体調面での実感が大きいと言われています。

自由度の高い透析スタイル

当施設のセルフ透析治療は開院時間の中で患者自身が透析時間を予約することができます。仕事やプライベートに合わせて透析スケジュールをご自身で調整できる透析スタイルは従来の維持透析施設に比べて自由度が格段に高いです。

透析中の新たな過ごし方を提案

当法人の運営するセルフ透析施設であるセルフ透析センター(SDC)はリクライニングチェアやパーテーション、半個室を採用することで、リラックスできる環境の中で、座った状態で仕事をしたり、少し椅子を倒した状態で、ご自身のデバイスでテレビや映画を見たりと、透析時間中の多様な過ごし方を提供しております。

GOOD DESIGN AWARD 2024 グッドフォーカス賞 [新ビジネスデザイン]

このセルフ透析システムは2024年のグッドフォーカス賞(新ビジネスデザイン)を受賞致しました。
柔軟な時間調整や、透析量を確保することによる健康状態の改善をご評価いただきました

  • 個室(電話可能)

  • セルフ透析ゾーン

  • セルフ透析ゾーン

セルフ透析のメリット

  • MERIT1時間の制約からの解放

    透析のために、仕事が制限されたり、あなたの生活スタイルを変えなければならないというのは、とてもストレスが溜まります。
    あなたのライフスタイルをより良いものにするために、時間の制約から解放する事ができるシステムです。

  • MERIT2食事制限の緩和

    食事は私たちにとっての楽しみであると同時に重要な目的として栄養の摂取があります。栄養の不足が起こると、十分な栄養を取り込むことができないために、健康状態を良好に保つことができません。出来るだけ食事制限を緩和するのがセルフ透析の考え方です。

  • MERIT3合併症リスクの改善

    合併症を改善のメリットは計り知れないものがあります。例えば、透析中においては血圧変動の改善、透析中の足つり、かゆみの改善、食事制限の緩和など、日々のトラブルの解消が期待できます。そして、長期的には石灰化の改善、長期的な合併症リスクの改善まで、これまで血液の老廃物の蓄積により、年数とともに劣化してゆく細胞や臓器を、より生体に近い状態に改善することで、あなたの体調を改善し将来のリスク低下させることが可能です。

  • MERIT4余命の改善

    HDP(Hemo Dialysis Product)マネジメントの実践により、余命の改善が明らかになっています。自由により精神的ストレスが軽減され、食事制限の緩和により、十分な栄養摂取が可能になります。
    そしてHDPにより十分な透析を行うことで相互の要素が相乗的に健康に影響を与えます。